2023年 8月 の投稿一覧

Qt – カスタムWidgetの作成

環境

Linux (Raspberry Pi3B+, Raspbian 10.13, Kernel 5.10.103-v7+)

カスタムWidgetの作成

新規クラスを作成する際、MainWindowとは別のフォームファイルとする。
Qt Designer Form ClassでオリジナルのWidgetとして作成する。

ファイル作成

新規ファイル作成ダイアログを開き、下記を選択。

  • ファイルとクラス: Qt
  • Qt Designerフォームクラス

Qt Designerフォームクラスを選択した場合、以下のファイルが作成される。

  • Qt Designerフォーム
  • C++ヘッダーファイル
  • C++ソースファイル

Qt Designerフォームクラスの初期設定

フォームテンプレートの選択

テンプレートを指定できる。
オリジナルのWidgetを作成する場合の多くはテンプレート不要なので、最低限の記述のみの状態である「Widget」を選択。

クラス名の選択

クラス名を指定する。
ヘッダーファイル名、ソースファイル名、フォームファイル名は、クラス名に合わせて自動で入力されるため、拘りのある場合以外では手動で変更しなくてよい。

ファイルを作成するフォルダパスを念のため確認しておく。

プロジェクト管理設定

追加したいプロジェクトが指定されているか確認。

バージョン管理システムを使用する場合は指定。

「完了」を押すとQt Designerフォームクラスが作成され、フォームファイルが開かれる。

カスタムWidgetのフォーム編集

フォームを編集する。

カスタムWidgetのヘッダー・ソースファイルの編集

ヘッダーファイル、ソースファイルを編集する。

カスタムWidgetの挿入

  • addWidget()で挿入したいので、カスタムWidgetを挿入するフォームファイルにLayoutsで場所を用意する。
  • 挿入予定フォームクラスのヘッダーファイルに、カスタムWidgetのヘッダーをincludeする。
  • 挿入予定フォームクラスのソースファイルに、カスタムWidgetを挿入する記述をする。
CustomWidget* widget = new CustomWidget(); // インスタンス生成
ui->mainLayout->addWidget(widget); // mainLayout内にwidgetを追加

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